Apple Mac miniで作るVMware vSphereラボ環境 ー はじめに
VCP受験を思い立ったとき、会社以外でvSphereを実行できるテスト環境が欲しいと思っていたのですが、スペース的にも騒音的にもサーバー機器を家に置く訳にはいきませんでした。かといって家にある古いWindows PCにVMware Workstationを入れてラボを作れるかというとスペック的に厳しい。そこでネットでいろいろとリサーチしていたところ、海外のサイトでApple Mac miniを使ってラボを構築した人のブログを発見しましたので、これを真似する事にしました。
用意するもの
用意するハードウェアは以下のものです。僕が使用したMac miniはこれですが、予算があればなるべくCPUが良いものを選んだ方がいいと思います。メモリは後で交換しますので標準の2GBで十分です。HDMI端子は既にある人はとくに必要ありませんが、ない人のために購入したもののリンクを載せておきます。それから500MB程度の要領があるUSBメモリとUSB接続のキーボードを用意します。CD-Rは後ほど説明しますがMac mini用のネットワークカードのドライバをインストールするために使います。
Mac mini本体
16GBメモリ
HDMI端子
500MB程度のUSBメモリ
USB接続のキーボード
CD-R(一枚)
ダウンロードするもの
ESXi、vCenterのISOはVMwareのサイトから評価版をダウンロードできますので、自分のメールアドレスを使ってアカウントを作成して評価版をダウンロードしてください。評価版のWindows 2008R2に関してもMSのサイトでユーザー登録をするとダウンロードする事ができます。FrreNASは後ほど仮想のiSCSIストレージを作成するために使用します。
VMware ESXi ISO
ESXi用Broadcom NICドライバー
vSphere vCenter ISO
Windows 2008 R2評価版
FreeNAS
ラボ構築の手順
手順を簡単に書き出すと下のような形になります。
このうち3、4、5に関しては評価期間が過ぎるとやり直す必要があります。
- ESXiのインストール
- ドメインコントローラの構築
- ESXi(仮想)のインストールx2
- vCenter Serverのインストール
- iSCSIストレージ(仮想)の作成